1. 「自分がわからない」という悩みの正体
カウンセリングをしていると、
「どうしたいのかわからない」「何を感じてるのかわからない」
と話される方が少なくありません。
でも、その“わからなさ”の背景には、
「自分の気持ちを感じる前に、親や周りの期待を優先してきた」という人生があります。
2. 親の期待を生きると、“感情のセンサー”が鈍くなる
子どものころから、
「こうしたほうがいいよ」「失敗しないようにね」
と先に道を敷いてくれる親のもとで育つと、安心感と同時に“依存的な安心”も育ちます。
いつの間にか、
- 「どうしたい?」より「どう思われる?」を優先してしまう
- 「自分の本音」を感じても、正解じゃない気がして飲み込む
- 誰かに意見を求めないと、落ち着かない
そうやって少しずつ、“自分の感情を感じる筋肉”が弱っていくのです。
3. 婚活でつまずく人の多くは「自己分化」ができていない
「自己分化」とは、心理学の言葉で、
“他人の感情に巻き込まれずに、自分の感情を感じられる力”のこと。
恋愛でも婚活でも、この力が弱いと、次のような現象が起こります。
- 相手の気持ちに合わせすぎて疲れる
- 条件ばかりが先に立って、自分の本音が見えない
- 家族の意見を基準に、相手を選ぼうとしてしまう
つまり、恋愛がうまくいかないのは「出会いがない」からではなく、
“自分とつながれていない”から。
4. 「自分とつながる」ための第一歩は、“感じて書く”こと
親との関係を一気に変えるのは難しい。
でも、「自分の心と再接続する」ことなら、今すぐ始められます。
おすすめはジャーナリング(書くこと)。
ポイントは、うまく書こうとしないこと。
誰にも見せない前提で、「今感じていること」をただ書くだけ。
たとえば:
- 今日ちょっと嬉しかったこと
- なんとなく嫌だったこと
- 本当はこうしたかったこと
これを毎日3行でも続けていると、
「私はこう感じてたんだ」という小さな発見が増えていきます。
5. 親との関係は、“悪者探し”ではなく“境界の再設計”
親を責める必要はありません。
むしろ親もまた、あなたに「幸せになってほしい」と思っていたはずです。
ただ、愛の形が“過干渉”になっただけ。
だから必要なのは、感謝と分離の両立。
「ありがとう。でもここからは、自分で選んでみるね。」
そう言えるようになることが、
人生を自分の手に取り戻す第一歩です。
6. 結婚は「親から自分へのバトンリレー」
婚活をしていると、親の影響が顔を出す瞬間がたくさんあります。
でも、親の期待を生きる人生から、自分の感情で選ぶ人生にシフトできたとき、
ようやく“本当の結婚”が見えてくる。
それは、「安心させてあげるための結婚」ではなく、
「自分が安心して生きていける結婚」。
終わりに
親の期待を生きてきた人ほど、優しくて、努力家で、我慢強い。
でも、あなたが感じることを一番大切にしていい。
書いて、気づいて、少しずつ自分に戻っていく。
そのプロセスの先に、“本当に心地いい結婚”があります。
結婚相談所ヨル 住田北郎
結婚をもっと自由に、婚活をもっとおもしろく。