「マッチングアプリに育てていただいた」
こう言うと、
ちょっとふざけた話に聞こえるかもしれない。
でもこれは、
自虐でもネタでもなく、
今の自分を形作った、かなり本気の話だ。
合コンや友達紹介が、どうしても苦手だった
正直に言うと、
僕は昔から合コンや友達の紹介が苦手だった。
理由ははっきりしている。
目の前の女性よりも、
一緒にいる男友達の目を気にしてしまうからだ。
「今の発言、寒くないかな」
「語りすぎじゃないかな」
「必死だと思われてないかな」
女性と話しているはずなのに、
頭の中はずっと
“同性からどう見られているか”でいっぱいだった。
結果、どうなるか。
自分を出せない。
恋愛にならない。
そして自己嫌悪だけが残る。
一対一になると、別人になった
ところが不思議なことに、
一対一になるとまったく違った。
マッチングアプリが出てきた時、
正直こう思った。
「え、こんなに楽でいいの?」
周りの目がない。
空気を読む必要もない。
合わなければ終わり。
そこで初めて、
こんなに自分を出していいんだと思えた。
価値観を語っていい。
考えを言っていい。
本音を出していい。
まさに、水を得た魚だった。
違和感の正体に、あとから気づいた
しばらくしてから、
ようやく言語化できたことがある。
僕は恋愛が苦手だったわけじゃない。
「所属集団の中で、自分を出すこと」が
極端に苦手だっただけだ。
「所属集団からの評価を重く見る人」という特性
世の中には、こういう人がいる。
目の前の相手からどう見られるかよりも、
周囲の人たちからどう見られるかを
無意識に優先してしまう人。
- 空気を読むのが早い
- 誰かが気まずくなるのが耐えられない
- 場を壊すことに強い抵抗がある
- 自分のコアな部分を出すのが恥ずかしい
このタイプの人は、
よくこう言われる。
「ノリが悪い」
「冷めてる」
「感情がない」
でも実際は、逆だ。
感じすぎているから、出せない。
合コンがしんどい本当の理由
合コンや友達紹介は、
実は恋愛の場ではない。
評価の場が二重に存在する。
- 異性からどう見られるか
- 同性からどう見られるか
この二つを同時に背負う。
だから、
自分を出そうとした瞬間にブレーキがかかる。
「女に夢中になってる自分、ダサくない?」
「口説きにいってる自分、恥ずかしくない?」
ここで多くの人が誤解する。
これは自信がないからじゃない。
奥手だからでもない。
欲望を、人前で雑に出したくないだけだ。
欲望を出すこと=評価が下がる、という無意識のルール
特に男社会では、
- 本気を見せると茶化される
- 欲望を出すと「必死w」と言われる
- 夢中になると余裕がない側に回される
そんな空気がある。
だから学習する。
「欲望は隠した方がいい」
「冷静でいた方が評価が高い」
結果、
女に夢中になっている自分や、
口説きにいっている自分を
恥ずかしいものとして扱うようになる。
マッチングアプリは「解放装置」だった
マッチングアプリは、
このタイプの人にとって
解放装置だった。
- 群れがない
- 周囲の評価が存在しない
- 誰の顔も潰れない
- 合わなければ終わり
だから初めて、
本気を出せる。
「二度と会わない相手だから出せた」
のではない。
誰にも迷惑をかけない構造だったから、
自分を出せた。
ここが、本質だ。
「マッチングアプリに育てていただいた」の本当の意味
僕は本気で思っている。
マッチングアプリに
育てていただいたと。
自分の価値観を言語化し、
拒絶されても誰も巻き込まず、
何度も自分を出す練習ができた。
これは遊びじゃない。
自己主張と自己理解の訓練場だった。
恋活・婚活がうまくいかないあなたへ
もしあなたが、
- 合コンがしんどい
- 友達紹介が苦手
- 一対一なら話せる
- 群れの中だと自分を失う
それは欠陥じゃない。
あなたが悪いわけでもない。
ただ、
場を間違えているだけだ。
最後に
群れの中で無理に輝かなくていい。
一対一で、
誠実に、
静かに、
自分を出せる場所で勝負すればいい。
恋愛が下手なんじゃない。
あなたが本気になれる構造に、
まだ出会っていないだけ。
僕はそうやって、
マッチングアプリに育てていただいた。
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結婚相談所ヨル 住田北郎