なぜ「お断り」でこれほど深く傷つくのか?
婚活アプリやシステムを開けば、年収、学歴、年齢、容姿……あらゆる条件が数値化され、画面上に整然と並んでいます。
こうした環境下で「お見合いのお断り」や「仮交際終了」の通知を受け取ると、単なる「ご縁がなかった」という事実を超えて、自分の人間としての価値そのものを全否定されたような絶望感に襲われる方が少なくありません。
なぜ、これほどまでに深く傷ついてしまうのでしょうか。
それは、いつの間にか婚活の目的が「心安らぐパートナーを見つけること」から
「条件の良い相手に選ばれることで、自分の価値を証明すること」にすり替わっているからです。
優秀な相手、魅力的な相手から選ばれることで「私には価値があるんだ」と安心したい。
だからこそ、そうした相手から断られると、自分の存在意義まで突き落とされたように激しく反応してしまうのです。
これが、現代の婚活が引き起こす「承認欲求のこじらせ」です。
データが語る「断られて当たり前」の現実
しかし、ここで少し深呼吸をして、結婚相談所における「客観的なデータ」を見てみましょう。
- ① お見合いの成立率は「約6〜10%」 あなたが素敵だなと思って申し込んでも、お見合いが成立するのは10件に1件未満です。つまり、9割以上は会う前に断られるのが「普通」なのです。
- ② お見合いから仮交際へ進む確率は「約30%」 実際にお見合いをして、「もう一度会いましょう」となるのは3人に1人。残りの約70%は、1回会っただけで「交際終了(お断り)」になります。
- ③ 成婚退会者の平均お見合い回数は「約10〜20回」 見事ご成婚をつかみ取った優秀な方々であっても、その裏では平均して10回以上の「お断り(または辞退)」という失敗を経験した上で、たった1人のパートナーを見つけています。
いかがでしょうか。 このデータが示しているのは、「婚活はシステム上、圧倒的に『断られる(選ばれない)』ことの方が多くて当たり前」という事実です。
ブッダに学ぶ、苦しいループから抜け出す方法
約2500年前、ブッダは「すべての悩みは、出来事そのものではなく、自分の『心の反応』から生まれる」と説きました。
システム上の「交際終了」という事実は、ただ単に「今回のお二人は、タイミングや生活のペースが合わなかった」というだけのデータに過ぎません。そこに人間としての優劣は一切ありません。
しかし、私たちはそこに「私は魅力がない」「どうせ私なんか一生独身だ」という【妄想】を勝手に書き足し、自分自身を刃で刺してしまいます。あるいは「あんな人、こっちから願い下げだ」と相手をジャッジし、【怒り】で自分を正当化しようとします。
この苦しいループから抜け出すためには、この「無駄な反応」を手放す練習が必要です。
お断りの通知を見て心がえぐられそうになったら、「あ、私はいま、自分の価値を否定されたように感じて『悲しんで』いるな」「承認欲求が満たされなくて『怒って』いるな」と、第三者の視点で自分の心境を実況中継(ラベリング)してみてください。感情と事実(データ)を切り離すだけで、心はスッと軽くなります。
あなたが本当に求めているものは何ですか?
どんな結果が出ようと、あなたの人間としての価値は1ミリも減っていません。
あなたが求めているのは、他人に自慢して自分の承認欲求を満たすためのトロフィーですか? それとも、一緒にいてホッとする温かい日常ですか?
仙台の結婚相談所ヨルでは、会員様がこうした「承認欲求の罠」にハマって動けなくなった時、感情論だけでなく客観的なデータに基づき、本当に望む未来へ向かうためのサポートを行っています。世間の評価や条件の比較ではなく、あなた自身の「納得」を見つける旅を、一緒に進めていきませんか。
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結婚相談所 住田北郎